もっとヴァイオリンを守りたい、湿気対策したい方。
楽器を大切にしたい気持ちに寄り添えるアイテムのご紹介です。
バイオリンを湿気から守るためには、適切な対策が必要です。
現在、Amazonなどでバイオリンの保護袋という名称で売られているものもあります。使っている生徒さんもいらっしゃいますが、保護袋の厚みが出ることでケースにしまいにくくなったり、袋から出すときに楽器を落としそうになっている方が多いように見受けられます。
今回は、保護袋より簡単で取り入れやすい、布で包む方法をご紹介します。
布で包むことで起こる良いこと
布で包むことで下記3点の良いことがあります。
- 湿気対策
- 音色が良くなる。安定する。
- 楽器への愛着が増す。
湿気対策
冬などの湿気が少なく乾燥しているときや、逆に6月の梅雨の時期、布で巻き始めてから湿気が気にならなくなりました。
ケースと楽器の間に布を一枚かませるだけでも、楽器内の湿度が安定されている感覚があります。
音色が良くなる。安定する。
湿気対策ができる、ということは、楽器の状態もよく保たれる=音色が良くなる事に繋がります。
以前、湿気が多い地域で演奏したとき、湿気対策が出来ておらず、楽器内の湿度が高くなって、こもった音になっていしまいました。
楽器の音出し時間をかけることで楽器内の湿度は良くなりますが、かなりの時間を要してしまいます。
時間短縮のためにも湿度対策をきちんとしておくことを、おすすめしております。
楽器への愛着が増す。
楽器を弾く度に、布で包んで上げたり、布から取り出したり、、一見、手間がかかる行為かもしれません。
しかし、この一手間で、楽器をより大切にしよう!と愛着がより湧いてくると感じます。
愛着が湧くと、その気持ちが演奏にも繋がります。
大切にしたい気持ちです。
【解説】布の巻き方
では、解説していきます。
大判のスカーフやストールをご用意ください。
材質はシルクのものがおすすめです。
布を楽器を置くところに敷きます
楽器の上部(くるくるのネックの方)は布の角が来るように、余裕をもって敷きます。
楽器下部(顎当ての方)が来るところは、直線が来るようにします。
楽器を置いたときに楽器のくびれ部分に布の角が来るようにします。
手前にくる布がたくさんになるようにしましょう。
手前以外の布を折りたたみ楽器にかぶせます
楽器下部の布を楽器の中央へ向かってかぶせます
楽器のくびれ部分の布の角を持って、手前にかぶせます。
楽器上部にある布を楽器の中央へ向かってかぶせます
最後に手前にある布を反対側へ持っていき、隙間に差し込む
このびよーんとなっているところを反対側に持っていってかぶせます。
隙間に差し込めば出来上がり!
ネック部分に楽器を留めるための紐や布がついている場合は、楽器に巻いた布の上からつけてください。
慣れれば時間もかからず、かんたんにまとめることができます。
少しの違い・工夫をすることで、音が良くなりますので、ぜひ試してみてください。
動画による解説は下記で視聴できます。
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