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バイオリン情報

演奏に役立つ情報|良い姿勢だと音がよくなる。リラックスできて楽しく演奏できる。

みなさん、演奏時の良い姿勢ってどんな姿勢だと思いますか?
良い姿勢になれば音も良くなり、楽に演奏できるようになりますよ。

良い姿勢とは安定した状態

良い姿勢とは、様々な視点から安定した状態にある姿勢のことを言います。

姿勢にまつわる様々な視点とは以下のものをいいます。

  • 力学的(力学的とは体に負担が少なく重心線が安定している)
  • 生理学的(筋肉疲労が少ない状態で姿勢を保てる)
  • 医学的(心拍数が上がらずリラックスしている状態)
  • 心理学的(不安や劣等感などがなく安定している状態)
  • 美的な美しさ
  • 作業効率のよさ

以上の視点が安定していることが、良い姿勢の基準となっています。

重心位置が大切

上記の様々な視点も大事ですが、合わせて、重心が定まることで良い姿勢の土台ができます。

下記では、立ったとき(立位)と座ったとき(座位)それぞれの重心の位置を解説します。
楽器演奏でも、立って演奏するとき、アンサンブルなどで座って演奏するときと両方のケースがありますので、ぜひ参考にしてください。

立位の重心の位置

立った姿勢の時の重心は、第2仙椎のやや前方です。

第2仙椎は、リンク先の画像で位置をご確認いただくとわかりやすいですが、おヘソの下あたり骨盤内に位置します。
体の外側からでも、自分で触ってだいたいの位置を確認することができます。

座位の重心の位置

座った姿勢のときの重心は、第9胸椎のやや前方です。

胸椎は、リンク先の画像で位置をご確認いただくとわかりやすいですが、12個の骨からできており、数が多く把握するのが難しいです。
女性ですと、ブラのホックの下辺りに位置します。
 

一般的な良い姿勢は基準が曖昧でわかりづらい

一般的に言われる良い姿勢は、以下のようなことが言われます。
レッスン中にも良く注意される言葉です。

  • お腹をひっこめて
  • 骨盤をまっすぐ
  • 頭は天井から吊られてるように

こうした注意を受けたとき、どのくらいお腹をひっこめたらいいのか?骨盤をまっすぐって具体的にどういう向き?
といった具合に、人によって捉え方に様々な違いが生まれます。

明確で、具体的ではないからです。
捉え方でいろんなふうに解釈できてしまうから、間違った認識にも陥りやすいです。

曖昧さも、上記の明確な視点と重心の位置の把握で、より的確に捉えられます。

リラックスして演奏できると音楽も楽める。

良い姿勢の基準と重心の位置を理解したら、楽器演奏にも活かしてみましょう。

良い姿勢ができるようになると、楽器の演奏をするときに、より効率よく体を動かすことができるようになります。そして、効率よく動かせるようになると無駄な動きが減るため疲れにくくなるので、体の負担が減ります。

リラックスすることも良い姿勢の視点に含まれているように、リラックスして演奏することができたら、もっと音楽を楽しめそうですね。

さいごに

いかがでしたか?
今回は、姿勢という観点からお話をさせていただきました。お役に立ちましたでしょうか?

よい姿勢で、よい演奏につながれば幸いです。

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